KURRN 2015, 3月25日,パシフィコ横浜,参加無料,日英同時通訳

(会場が定員に達し次第、参加申込の受付を終了します。お早めにお申し込み下さい。)



京都大学リスク研究ネットワーク第一回国際会議
リスク知覚におけるギャップを埋める:東北大震災からの復興のために

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第一回KURRNシンポジウムについて

 本学は第20回京都大学国際シンポジウムを、Risk, Perception, and Response Conferenceと共同で、ハーバード大学(米国、ボストン)にて開催しました。本シンポジウムは、健康リスクに関連する、経済学、心理学から、医学、保健学、農学、工学まで、横断的学問分野の演者で構成され、米国を拠点とする専門家らと協力体制を確立することで、学術とはやや離れた領域で議論が加速している震災後の課題に対し解決の糸口を提案しようとしたものでした。特に、東日本大震災のリスクを扱う特別セッションを、シンポジウムの最後に設け、震災が残した課題に対し、本学から最新の研究成果を発信いたしました。
 今回、KURRN設立趣意書に示す通りに、リスクという学問領域を横断する研究分野において、本学内でフレキシブルな組織を形成し、この組織を通じてリスク分野で世界をリードする組織・機関と共同シンポジウムや共同研究を加速させることで、日本のみならずアジア全域のリスク拠点の形成、リスク研究者の養成・教育を目指すことを目的とし、第一回シンポジウムを開催することとしました。本シンポジウムには、第19、20回京都大学国際シンポジウムで既に連携がある、ハーバード大学公衆衛生院リスク解析センター長をはじめ、世界リスク研究学会長、世界エアロゾル学会元会長などが集まり、本学の工学、農学、医学、防災研教員らと、リスク研究者の社会への貢献のあり方と、その中での世界的なリスクネットワークの必要性について議論します。
 様々なリスクに対する「認知のギャップ」について論点をフォーカスし、福島における放射性物質に代表されるような、一般市民の考えるリスクと専門家の客観的なリスクとの認知ギャップを、放射性物質以外の分野においてもディスカッションします。わが国の行政はこれまで、一般に市民のリスク認知と専門家の認知とのギャップの間で、一定の判断や基準を国民に提示してきました。KURRNは将来、これらの判断や基準に貢献できるコンサルテーションを担うことや、リスク研究者の養成、リスク研究を中心とした国際社会との連携を目指しており、本シンポジウムはこの目標達成へ向けたスタートと考えています。

KURRNとは?

 京都大学リスク研究ネットワーク(Kyoto University Risk Research Network, KURRN)は個別の学問領域での知識・経験のみでは解決困難な「リスク」に関する課題を解決するための突破口を見つけるため、2014年に京都大学においてリスクを研究する様々な学問領域の研究者が分野を越えて構築したバーチャルな組織です。その構成メンバーが、工学、農学、医学、理学、薬学、社会学、経済学、法学、心理学、防災学など様々な学問領域の研究者へと拡大していき、将来は京都大学リスク研究センターとして実体のある組織へと発展することを期待しています。

プログラム

12:30-13:00 受付 パシフィコ横浜会議センター 3階302号室

開会

13:00 開会挨拶 新山陽子 京都大学教授/日本リスク研究学会会長
13:10 歓迎の辞 森 純一 京都大学教授/京都大学国際交流推進機構 機構長
13:20 KURRNの設立 米田稔 京都大学教授/KURRN代表

基調講演1

13:30 リスク政策のための大衆主義的処方箋と家族主義的処方箋 James Hammitt, ハーバード大学教授/ハーバードリスク解析センター長

基調講演2

14:10 持続可能な環境のためのフィルター研究 David Pui, ミネソタ大学教授/国際エアロゾル学会元会長

14:50-15:30 休憩

基調講演3

ビデオによる講演とインターネットによる質疑応答

15:30 複雑さ、不確実さ、曖昧さに立ち向かう:リスクガバナンスアプローチ Ortwin Renn, シュトゥットガルト大学教授/国際リスク研究学会会長

全体セッション

16:10 2011年東北大震災と津波後の生産能力の減少率推定 多々納裕一 京都大学教授
16:30 放射性物質のリスク知覚に対するイメージ想起の影響とイメージの源泉-どのよ うなリスクコミュニケーションが効果的か- 新山陽子 京都大学教授
16:50 小さな確率の大きな災害についてのリスク認識:福島第一原発事故の事例の教訓 小泉昭夫 京都大学教授

パネル討論

司会:米田稔 京都大学教授

17:10  James Hammitt教授
 David Pui教授
 多々納裕一教授
 新山陽子教授
 小泉昭夫教授

閉会

17:40 閉会挨拶 米田稔 京都大学教授
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